さて、禁酒・断酒して心&生活の移り変わりを振り返っていますが、3日~1週間をみていきます。
一般的に禁酒・断酒して1日目~3日目というのはこれまでアルコールを摂取していたのが無くなり、体がアルコールを渇望してかなり苦しい期間であると言われています。しかしそれも千差万別で、私の場合は本当に無でした。
何も覚えていない禁酒3日目以降
今から振り返っても、本当に何も覚えていないんですよね(^_^;)
その時点でちょっとまともな心境ではないような気もしますが・・・
だって、底つき体験があって、あれだけ好きだった酒をやめるかもという決断をして、その直後の話ですからね。
まあ私の場合は、顎のケガが大きかってそれどころじゃなかったんでしょうかね。
身も体も心も。口開きませんし、噛めないですからね。
1週間くらいはヨーグルトとウィダーとおかゆ的なもので飢えをしのいでいました。
ですので本当基本的に顎が治るまでは飲酒欲求自体が無かったので楽と言えば楽だったのですが・・・
覚えていることが無い代わりに、感覚として言えば、虚無感という言葉が一番ふさわしいような気がします。
飲酒欲求は無いけれど、どんどんあの底つき体験のことに後悔の念が出てくるとともに顎も痛い!もちろん体は回復してくれるので、日々顎の開き&痛さがマシになっていきましたが、それとともに底つき体験や自分の飲酒を振り返るようになっていたように思います。
妻をはじめとする周りの人に酒の飲み方を確認
で、そのあたりのしたことで唯一覚えていることと言えば、自分の酒の飲み方を確認していました。
たまたま乱れたのがあの日だけで、普段の俺は乱れるわけがない
俺が乱れるということはよっぽどのことだ
なんていう超スーパー自己中心的なことを考えていた日々でしたから(^_^;)
で、妻や馴染みの焼き鳥屋の兄ちゃんに普段の態度を聞いたんですよね。
もう、ドッキドキもんですよ。
だって、酒を飲んだときほど本性でるって言いますし、飲めば飲むほど丁寧な言動を心がけようといつも思っていましたから・・・
何より大好きすぎた酒です。その酒と私が合体して悪になるのは嫌だったんですよね・・・
で、周りに聞くと、
多少騒がしい時とかあるけど、迷惑レベルではまだない。何もやめなくても・・・
という回答だったんですよね。
一応の最低ラインをクリアしてホッとしたものの、やはりちょいちょい迷惑をかけていたんだな、と今さらになって気が付きました。
そういえば・・・
と過去の泥酔やらかし体験の記憶がたくさんでてきたのですよ。
偉そうに
「俺は酒が強いねん、酒飲んでも変わらんねん」
と言ってましたが
変わりすぎじゃないか、と。(^_^;)
小さいこと(だと自分では思っていた)ではあるけれど、周りと言い合いになったり、周りに気を遣わせたりしていたじゃないか、と。
そこで悟ったんですよね。
「あ~俺やっぱもう酒やめよ」
って。
断酒会なるものが日本にはあるのですが、そこでよく言われていることに
「無くすもんあるうちに酒無くせ」
と言われるのだそうです。
私は断酒会はもちろん、病院にもかかってませんので、詳しくはわかりませんが、まさにそのような心境だったのでしょう。
そんなこんなで、自分の飲酒人生で今まで体験したことのない、酒無し期間に入っていくのです。